日仏家庭のおせち

30代の主婦です。
3歳の男の子と10ヶ月の女の子がいます。夫はパリ出身のフランス人で6年前に結婚しました。

我が家の標準語は日本語とフランス語でお互いの国のいいところを取り入れて生活するようにしています。クリスマスはフランス風に家族で盛大にお祝いし、イースターなどのキリスト教の行事も(楽しいものだけ)欠かさず行っています。もちろんひな祭りやこどもの日など日本独特の行事も全力で楽しむのでイベントの多い忙しい家族です。

日本の伝統行事として特に力を入れたいのがお正月でした。大晦日に家族で聞く除夜の鐘や初詣など気持ちが引き締まるような空気や家族でワイワイ取り分けるおせち料理が大好きでした。結婚した年は私の実家で年越しをしておせち料理を食べました。買ってきたものに母が鯛のお吸い物、伊勢海老、筑前煮、ローストビーフを追加した豪華な4段重ねのおせちに私は大喜びでした。夫も見た目の美しさには感動していました。しかし食べ始めるとテンションが下がっていきました。独特の甘い味付けが口に合わなかったようで夫が食べたのはエビとローストビーフ、お吸い物くらいでした。後で聞くと甘い豆や魚にショックを受けたと言っていました。

それからはおせちの形は保っていても洋風で夫も食べられるようなおせちを作っています。いわゆるフレンチおせちといった感じですかね。伊達巻は甘くないチーズ入りの卵焼きの薄切り、黒豆はアーモンドやピスタチオなどというように置き換えて母に借りた重箱に詰め気分だけでもお正月を味わっています。空いたところはクリスマス用に買ってあまったフォアグラや見た目のいいサンドイッチなどで埋めています。正直なところお正月というよりもピクニック気分になる我が家のおせちですが、夫も息子も喜ぶのでよしとしています。

最近は夫も和食の味付けに慣れてきたのでそろそろ和風のおせちの具も登場させることができそうです。それぞれが好きなものを楽しむことができるのもおせちの醍醐味だと思います。これからも我が家なりのメニューを作っていきたいです。

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